メモリアル・ソング 6月生まれのうさぎ [Tettoの弾き語り]



梅雨の晴れ間に生まれたうさぎよ
つぶらな瞳はなに見て想う
わたしを舟に乗せてこいでこいで流れる
ふたりの行く先は今はわからないけれど
明日に続く道を踏み出しているよ

凍てつく真冬もおもてにいざなうよ
白銀の野山に手招きしたね
わたしをソリに乗せて押して押して滑るよ
光速の炎になって宇宙に飛び出せば
無限の世界に酔いしれているよ

思えば生まれてずっといっしょだった
でこぼこの道を歩いてきたね
旅路の足跡を思い出していけば
かわした言葉よりも 心のぬくもりが
確かな未来を約束しているよ

私を夢に乗せて跳んで跳んで踊るよ
ふたりの終着はとてもわからないけれど
今歩くこの道を踏みしめて行くよ

少女と風船の思い出 [Tettoの弾き語り]



風にさらわれた風船 少女は悲しい顔をして
うつむきとぼとぼ帰る それは弟に渡してあげたかったから

空に吸い込まれた風船 少女はせつない顔をして
肩を落として帰る それは弟の笑顔を見たかったから

次の日に飛んでいった空を見上げて 探しても
池に落ちてないかと寄り道しても 見つからない風船

大きくなってから 喧騒に追われる生活の中にも 
突然 心が空になった時に 遠い過去にあった安心を探すよ

そういえばあんなことがあったよなんて 
よみがえる風船の思い出が
ほのぼのと心を癒す かすかな記憶でも

今たやすく手に入るものに喜びなんてない
子供心のうれしさは よみがえってこないさびしさ
心は戻らない

あの時の 正直なままの幼心を
遠い昔のせつない想いを 大切にしまっていこう
遠い昔のせつない想いを 大切にしまっていこう

きっと叶う [Tettoの弾き語り]




ひたすら奇跡を信じても 叶わぬほうが多いけど
あきらめてしまえばおしまいさ 祈るだけよりもう一歩
かすかな希望があるのなら 断念せずに探そうよ
迷路のような道でも ほぐれてくれば簡単さ

一縷の望みが現実に 再会できた喜びよ
もしも会えることがあったならと 秘かに編んでいたセーターを
思いがけずに受け取るなんて 夢を見ているようだよ
今日からは違う 昨日までと違う 
景色が心がすべてが違う

気まぐれでも偶然でも あやつり糸に踊っても
人形でもピエロでもそこに心を吹き込めば
必ず道は啓かれる 信じて前見て歩こうよ

おおきな果実を描いても 空回りのほうが多いけど
歯車が動き出して 気持ちが届いたね
これからはいつもふたりで 
だからさびしくなんかないよ
幸せを案内してくれるあなたときょうから生きる

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